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ゆめサンサンロード

 ゆめサンサンロードは京都府京丹後市峰山町杉谷の小西川(二級河川)右岸約800mに整備された遊歩道です。
 平成16年に京丹後市が誕生してから「小西川プロムナード構想」が議論されるようになりました。そして、平成21年6月に旧組織である峰山町地域まちづくり協議会が市長にこの構想を提言しました。その後、組織は解散となり、峰山地区河川整備等まちづくり促進協議会(まち協)がその活動を引き継ぐことになりました。
 平成24年度に新しい補助金制度「京都府地域力再生プロジェクト補助金事業」が創出され、その中の「公共空間活用推進プログラム」に応募をしました。

  そして、市民と行政が協働で活動をするための組織「みんな
   

 

 

で小西川に人集う小径をつくろう協議会」を結成。府民が遊歩道の活用を提案し、行政は空間整備を受け持つという事業です。

小西川堤防を歩く企画や、花を植えたり世界一長い丹後ばらずし作りを行うなど様々な活用方法を提案し、採択を受けることができました。また、その間名称を募集し、地元小学生が応募した「ゆめサンサンロード」という愛称が決定しました。平成24年3月23日にゆめサンサンロードは開通式を迎えました。それ以来、毎日ウォーキングや犬の散歩で訪れる人は後を絶ちません。また、中学生・高校生にとっては安全な通学路を確保することができました。協議会でも継続的な利用を考え、毎月23日を「ノルディックウォーキングの日」として啓発を続けています。

~ここからは、ゆめサンサンロード完成までの協議会の取り組みをご紹介します~

・平成21年11月 先進地視察研修を行いました

研修先:京都府中丹東土木事務所

視察先:朝来(舞鶴市)、岩屋川(与謝野町)、大谷川(京丹後市)

京都府中丹東土木事務所での研修風景

先進的な河川堤防の整備状況を視察しました

・平成22年7月 お盆前の小西川清掃を初めて行いました

 例年、春と秋に区長会が主催して小西川清掃が行われるのですが、近年夏場に草の成長が早くなり、お盆前に見苦しい状態が続いていました。

 市民の皆さんからの指摘もあり、協議会主催で草刈りを開催することになりました。

 7月の最終日曜日午前6時30分から住民ボランティア90名にお世話になり綺麗にしてもらっています。

 平成22年度から始まり、5年間続いています。

 

会長の挨拶ではじまります このほかにもたくさんの人が出ています

朝早くからお世話になります

清掃前

みなさん熱心に清掃をしていただきます

清掃後

・平成22年8月 啓発活動を行いました

 協議会の活動内容をたくさんの人に知ってもらい、活動に協力を得るために、「御旅市場フリーマーケット」会場で啓発活動を行いました。

 夏の暑い時期でしたが、小西川のププロムナード構想や小西川氾濫の様子などをパネル展示しました。

 啓発グッズとしてうちわを配布。たくさんの人に私たちの活動を知ってもらうことができました。

たくさんの人に話をきいてもらいました

役員で記念撮影

・平成22年11月 小西川の桜を守ろう

 小西川は桜の名所でもあります。特に御旅地区の上流部には二十数本の桜の大木が並び、毎年綺麗に咲いて地区の人たちの心を和ませています。

 この桜並木も樹齢90年近く経っており、かなり老朽化が進んでおり、手入れが必要になっています。

 降雪期を前に、剪定をし手入れを行いました。

春には見事な花を咲かせてくれます

森林組合の皆さんにお世話になりました

折れそうな枝は落としてしまいます

・平成22年11月 KTR(京都道)峰山駅の清掃活動をしました

 私たちの活動の一環として、「公共施設の美化活動」があります。長岡緑の少年団の皆さんと清掃活動をしました。

 

駅裏の京都府庁舎周辺でごみ拾い

元気いっぱい 緑の少年団の皆さんと

ボタン

・平成23年8月 

小西川セミナーを開催しました

          ★小西川の歴史

          ★川づくり人づくり

 市民の皆さんに、小西川について更に関心を持っていただくために「小西川セミナー」を開催しました。講師をお呼びし「小西川の歴史」「川づくり人づくり」の二つの演題で話を聞きました。

 また、小西川プロムナードをどう活用するか、何ができるかを話し合う「ワークショップ」を平成24年春までに全4回開き、たくさんの方から貴重な意見をお聞きすることができました。

小西川の歴史の様子

・平成24年9月 京丹後市主催 水をつなぐクリーン大作戦 に参加

 毎年9月に行われる「歴史街道 丹後100kmウルトラマラソン」前日に市民の参加を呼び掛けた『第一回 水をつなぐクリーン大作戦』が行われました。

 

 [市環境基本計画推進委員会では、環境保全に向けた重点

 プロジェクトの一環として、「水をつなぐクリーン大作戦」と題

 し、市内一斉清掃を呼びかけます。 河川の上流・中流・下

 流域に住む人々が流域を越え一体感を持って清掃活動を

 行い、“森林・河川・海”を維持・再生することです。この取り

 組みの主旨に賛同いただける方は、可能な範囲で、開催日

 当日の一斉清掃にご協力ください。]

協議会ではこの趣旨に賛同し、小西川で活動をしました。

前月に除草をしているので、散乱ごみの回収に努めました。

たくさんのゴミがあり、環境整備の大切さを学びました。

平成25年度、26年度にも開催され参加をしています。

お揃いのユニフォームでごみ拾い

下流部は普段水が流れていないところにゴミが

・平成24年10月 小西川を歩いてみよう 「てくてくわがまち」を開催

 小西川堤防は風が吹き抜け見晴らしも良く、とても居心地の良い場所です。

たくさんの人に、その良さを知ってもらおうと、「羽衣ステーション(京丹後市観光協会峰山町支部)」様のご協力を得て、「てくてくわがまち」を開催しました。

 当日は晴天に恵まれ、60名の参加者で賑わいました。

途中で立ち止まって、講師から川の歴史、まちの歴史や小西川に棲む生物などの説明があり、参加者は熱心に聞いていました。また、ところどころにクイズも用意されていて飽きることなく楽しんで頂けました。

参加者からは好評で、小西川堤防が気持ちの良い場所だということが分かってもらったようです。

アンケートでもたくさんのご意見をいただきました。

いい天気、たくさんの参加者

初めて歩いたという人が大半でした

気持ちのよい場所を知ってもらうことができました

・平成25年1月 親子で学ぶ再生可能エネルギー教室を開催しました

 ゆめサンサンロードと再生可能エネルギー 一見何の関係もないように思えます。しかし、ゆめサンサンロードを歩いてみるとわかります。遊歩道右側を流れる農業用水路は水量豊富です。そしてが吹き抜けます。

 そうです、ここは大掛かりな発電には適しませんが、実験用の発電装置を据えるにはもってこいの場所なのです。まずは子どもたちにこの場所を使って、発電の仕組みなどを学んでほしい。そして、将来のエネルギー政策を考えてほしい。そんな思いで再生可能エネルギー教室を開催しました。柔軟な子どもたちに楽しく学んでもらいました。

講師は「京丹後のでんじろう」こと平井電気株式会社の平井邦生社長様。いろいろな実験で飽きることなく子どもたちは学べたようです。

この事業は、平成24年度、25年度で3回行われています。天候や未整備だったため、ゆめサンサンロードでは行われていませんが、次回は是非ゆめサンサンロードで行いたいものです。

出だしから子どもたちの心をグッとつかんで離しません

温めた空気でソーラーバルーン・・・破れて失敗でした

空気の実験ではスモークリングに大喜び

庁舎屋上のソーラーパネルを使った実験風景

・平成25年3月 広報誌「小西川プロムナードに向けて」発行

 地域の方々へ向け、今後の小西川プロムナードの方向性などを示した広報誌を発行しました。

 発効前に京都府丹後土木事務所で計画策定会議を開き、これまでの私たちの考えを整理し、肉付けを行いました。

 この冊子は、「組織について」→「発行物」のページで見ることができます。

平成25年3月 小西川に花を植えて世界一長い丹後ばらずしをつくろう

 協議会の活動はまだまだ続きます。「何か面白いイベントを」と考えていたところ、この地方の郷土食「丹後ばらずし」作りを思いつき、企画をしました。

 いい天気に恵まれ、約300人の参加で小西川堤防は人で埋まりました。おそらくこんなにたくさんの人が集まったのは初めてに事だと思います。

 はじめに水仙を植え、その後で「ばら寿司つくり」。特製の「まつぶた」(寿司桶)を堤防に並べて、交代で具を乗せていき世界一長い丹後ばらずしが完成しました。参加者は持ち帰ってばらずしを食べましたが、とても美味しくできあがりました。

・平成25年6月 小西川プロムナードの名称が決まりました

 小西川プロムナードにより親しみを持っていただけるように名称募集をしました。広報誌、市お知らせ版、防災放送、地元コミュニティーFM放送「FMたんご」で呼びかけをしました。

 平成25年5月31日に締め切られ、65通の応募がありました。そして、一次審査後の6月24日に名称選考会議を開き、FMたんご宮川局長様も迎えて選考を行いました。

 

 

 その結果、地元小学校4年生Hさんが応募した「ゆめサンサンロード」に決定しました。

 このときの報告も兼ねて、会長が出演したFM番組「たんご・もーにんぐ・さんど」内で新名称がゆめサンサンロードに決定したと発表しました。この発表を受け、京丹後市フェイスブック、お知らせ版などで紹介され、歩道入り口付近にあった看板の名称も書き換えられました。

名称選考会の様子

会長から記念品を手渡されるHさん

看板の名称も書き換えられました ゆめサンサンロード起点 京都新聞販売所様の塀に掛けさせてもらいました

・平成25年11月 龍谷大学とワークショップを行いました

 域学連携事業(大学と地域とが一緒になって課題解決や振興について考えていく事業)で龍谷大学の皆さんと、ゆめサンサンロードの今後の活用方法について検討しました。学生たちの若い柔軟な発想に刺激を受け、最後にしていただいた富野教授の講演で勇気をもらうことができました。

付箋に様々なアイディアが書かれていきます

班ごとに議論内容を発表

活動状況2へ続きます

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